伝票印刷においては、専門用語が多く使われます。これらの用語には特有の意味や機能があるため、適切に理解することで、ビジネスの進行がスムーズになります。今回は、よく出会う専門用語をピックアップし、その意味と用途を解説します。
「パンチ」は、伝票の上部や左側に空ける穴のことを指します。この穴は、ファイリングや保管がしやすいように設けられています。一般的には8cm間隔の2穴がよく使われます。
「減感」は、複写印刷物の特定の部分だけ複写しないようにする加工です。たとえば領収書の金額欄でこの技術が用いられます。特殊な薬品である「減感インキ」が使用され、複写の可否をコントロールします。
「折り返し下敷き」は、伝票の裏表が折り返しになっているものです。これにより、下敷きとして使用でき、非常に便利です。
「ナンバーリング」は、伝票一枚一枚に通しナンバーを施す作業です。これにより、各伝票の管理が容易になります。
「ミシン目加工」は、伝票を容易に切り離すことができるように、破線状の切れ目を入れる加工です。急いでいるときに特に便利です。
「天のり・横のり」は、伝票の一部を糊で貼り付ける加工です。これにより、伝票を一部ずつ切り離して使用できます。
「マーブル」は、マーブル模様の紙を使用して、伝票を糊で固める製本方法です。
「針金綴じ」は、伝票を針金で綴じ、その後にクロステープで巻く方法です。切り離しはできません。
「セットバラ」は、複写ごとに一つのセットになるように、糊加工を施した伝票です。単式伝票とも呼ばれ、一連の業務で多用されます。
まとめ
伝票印刷に関わる専門用語は多いですが、それぞれの用語が持つ意味や機能を理解することで、より効率的な業務が可能です。この記事で解説した用語は、伝票印刷の際に頻繁に使われるものばかり。是非とも、今後のビジネスに活かしていただきたいと思います。